茨城県桜川市(旧真壁郡大和村)大国玉に鎮座する大國玉神社(おおくにたまじんじゃ)の御紹介です。
こちらは延喜式神名帳に記された式内小社、『真壁郡一座 大國玉神社』に比定される神社です
創建は不詳ですが、御由緒によると承和四年三月(837)に霊験甚だ大きく官社に預り、同年十二月には従五位下、貞観三年九月(861)には従五位上に昇叔した、とのことです
明治六年に郷社に列しています
御祭神は大国主命で、武甕槌命と別雷命を配祀しています
鎮座地は国道50号線から3キロほど離れた旧大和村の中心部、大国小学校すぐ目の前の北側に位置しています。
ただ、神社前の道が行き違いがほぼ無理という細い道路で、僕はその道に気付けず、神社周辺をぐるぐる回るという為体(´Д` )
さて、神社です
道沿いに石造りの鳥居が南面しています。
社号標です。多分『小』と言う字が彫られてたのでしょう、一部削られています
短い参道ですが、綺麗な石畳造りですね
境内は綺麗に掃除されています。全体的に新しさを感じさせる境内です
狛犬も新しいですね
立派な注連縄が渡されています
扁額です
神紋は「左三つ巴」ですね
拝殿です
拝殿屋根の大棟のこの飾りはなんでしょうか?
本殿です。
かつて本殿は東の宮、西の宮と二つあり、其々に大国主命とその后神を祀っていたようです。宮司さんが言うところによれば、西の宮が古くなってしまい、なら一つにして祀りましょうということになり、現在のような一つの本殿になったそうです…と、これを書きながら、そう言えば主祭神にも配祀神にも、その后神の名前が無いことに今更ながらに気付きましたΣ(゚д゚lll)しまったぁ、聞きそびれたorz
それはそうと、ということはかつての大國玉神社は、京都の上賀茂下加茂神社のような形状の本殿だったんでしょうか?是非見て見たかったですね
本殿にかかっている扁額には「大国玉神社」とあり、『国』の字が旧字体ではありませんね。あんまり関係無いのかな、そう言うのは?
本殿はシンプルな造りで、彫刻もほとんどありませんが、懸魚のところには鯉?がいました
鬼板の前には扇子のような飾り物。茨城県で扇子と言うと、佐竹公が思い浮かびますけど、関係するんでしょうか?
と、懸魚の後ろにありました!雀蜂の巣、しかも二個、どちらも大きい(>_<)もう使われてないのか、参拝している時には雀蜂を見かけることはありませんでしたが、やっぱりこの時期にみるとビビります(^_^;)
本殿裏手に碑がありました。「御神木神代杉璽」とあります。その足元には随分昔に切られたであろう大きな切り株です。在りし日の御神木を讃える碑、と言うことでしょうか
此方は摂社になるんでしょうか、青麻神社です。最近神社参拝時に摂社末社をしっかり見ようとするようになってから、この神社をよく見かける気がします。
此方は『八百萬神集合社』もしかしたら75社あるという境外社をまとめて配祀したんでしょうかね
参拝終了後、御朱印を頂きに宮司さんのお宅へ。
宮司さんのお宅は神社横手になります。お昼時、と言うよりピンポイントで昼食中に突撃すると言う迷惑千万な輩が一人!!いえ、思った以上に散策が長引いただけで、わざとではないんですf^_^;)
そんな外道にも、宮司さんは快く御朱印を書いて頂き、本殿のお話など聞かせて頂けました。感謝ですo(^▽^)o
気付けばあちこち虫に食われながらの参拝でした(いつものことですが
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