茨城県かすみがうら市にある子安神社です。式内小社、茨城郡夷針神社の論社でもあります。
安産、子育て、子授かりの守護神として厚い崇敬信仰を集めている神社で、創建は大同二年(807年)とつ伝えられています。
御祭神は「木花咲耶姫命」と「武甕槌命」です。
鎌倉街道を挟んで鎮座する胎安神社とは深い関係があるそうです。どちらも木花咲耶姫命を祀り、安産子育ての神社という点が同じですが、もう一柱のご祭神が、それぞれ武甕槌命と経津主命です。この二柱の神様は、言わずとしれた鹿島神宮と香取神宮の主祭神であり、両神社とも二社で一体の崇敬を集め、利根川を挟んで鎮座しています。
茨城県には同じように大洗の大洗磯前神社、那珂湊の酒列磯前神社が那珂川を挟み込んで二社で一体の信仰を形成しています。子安神社と胎安神社も形としては同じものなのでしょうか?
さて、神社です。県道沿いに標識もあり、迷う事なく辿り着くことが出来ました、が、此処でトラブル発生!
神社の入り口になる一ノ鳥居が県道に面していて、参道が伸び、鳥居の横には細い道が参道と並行に走っています。鳥居の下には、車の絵と矢印の記された看板。表参道を堂々と車で走るわきゃないと勝手に解釈、横の道へと車をいれます。しばらく走ると、徐々に神社が視界の下側へ。あれ、神社過ぎた?でもきっと裏手に駐車場があるんだよね?出ました伝家の宝刀ノープラン!気づけば車の行き違いはおろか、既にタイヤが軽くはみ出した状態で農道をまっしぐら!最終的に墓地についた所で違うな、と
結局一ノ鳥居とニノ鳥居の間に車を止めれば良かった模様。意味の無い爆走でしたねorz
木々の茂る参道を抜け社殿が見えてくると、苔の絨毯の広がる趣深い社殿が見えてきました。
拝殿前の欅も歴史を感じさせる立派さです。しかし枝葉が無いからか、余計に目を引きます。何だか彫刻っぽいです
神紋は胎安神社と同じ「笹竜胆」と「菊紋」、そして本殿背面下部には「右三つ巴」がありました。龍の彫刻も迫力あります
柱の紋様は、胎安神社のものに似てますが、若干違いますね
子安神社にも胎安神社と同じく、源頼義、義家父子が奥州征討の折に大願成就と安産祈願の祈祷を行い、その後の大任遂行のお礼参りを行っており、笹竜胆の神紋もその時に許可されたものと思われます。
本殿です。覆屋がかけられています。
木鼻の龍頭にはしっかりと髭もついてます。
彫刻の数々も立派です。
本殿の神紋はよく見えず、胎安神社と同じか、それとも菊か三つ巴か、分かりませんでした(´・_・`)
本殿覆屋の鬼瓦には、「子安神社」の文字が。神紋は良く見るけど、神社名なのは初めて見ました。それとも覆屋だからなのかな?
御朱印は社務所で頂けました。はじめは無人でしたが、呼び鈴を押すと宮司さんの奥さんと思しき方が対応してくれました。本来ならば、もう一つ印を押してもらえるそうですが、宮司さんが何処にしまったのか分からないとのことで、一つ印の無い状態で御朱印を書いてもらいました。次の参拝の楽しみという事で
と、ここで再びアクシデント発生!社務所の屋根にスズメバチが飛来!しかも結構大きいのが((((;゚Д゚))))すぐにいなくなるかなと思ったら、巣でも作る場所探しをしているのか、御朱印をもらう間、ずっと庇をブンブン飛んでました。
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