2016年5月29日日曜日

一言主神社(常総市)

茨城県常総市大塚戸町に鎮座する「一言主神社(ひとことぬしじんじゃ)」のご紹介です。
御祭神は一言主神をお祀りしています。
御由緒として、第五十一代平城天皇の御代、大同四年(809)、今の社殿のある辺りに奇しき光が現れ、雪の中に忽然と筍が生じ、三岐の竹となりました。あまりに不思議で怪しいので、村人がお祓いをし、湯立の行事を行うと、「吾は大和国葛城山の東、高宮の岡に居る一言主大神なり、今東国の万民の災禍を救わんが為に来れるなり、則ち此の三岐の竹を以って永く契りとせよ」と宣託をされました。村人は驚いて数町の間を宮内と号して人跡を禁じ、社殿を造営してお祀りしました。その後も時折三岐の竹が生ずることから、境内を三竹山と称するようになります。
近代社格制度では村社に列格しています。

さて神社です。今回の写真は平成二十四年四月と平成二十八年五月の写真を使用しています。

神社鎮座地は国道354号線から県道252号線そばになります。

地図を参考にして頂ければと思いますが、周辺には大きな看板が幾つかありますので、それほど迷わずに済むかと思います♪( ´▽`)
駐車場も神社前の他に、周辺に幾つか境外駐車場があります。
大鳥居です。
社頭です。
社号標です。
幾つかの鳥居を潜ります。
狛犬さんは新しいものと古いものがお迎えです^ ^
古い狛犬さんは、あまりはっきりと確認出来ませんが、文久二年(1862)と読めます。
なんだかすごいこの木は何でしょうか?
手水舎です。
社殿前の狛犬さんは筋骨逞しいです。
拝殿です。
屋根が特に目を惹きますね(^∇^)
慶応三年(1867)、一般の寄進によるものだそうです。
神紋は「九曜星」です。
ただ、頂いた御由緒書きなどには九曜星の隣に三枚篠笹が描かれています。HPや後述の御朱印帳、御朱印自体にも描かれているので、此方も神紋になるのかな?
扁額です。
本殿です。
色鮮やかな本殿は長禄三年(1459)、守谷城主相馬弾正胤広により再建されています。
元禄十三年(1700)に大修理が行われています。
「鳳凰に牡丹」の彫り物です。
本殿後方には「鶴に牡丹」、
脇障子には「三岐の竹」
此方は「俵ねずみ」かな?
本殿の真後ろに御神木は杉の大樹です。
樹齢は不明とのこと。
お隣には境内の地下水である「御神水」、お水取などに使われているそうです。
本殿後方には境内社があります。
此方は摂社である福壽稲荷社・香取社です。
そのお隣には縁結社。
縁結社横のナギの木、落ちている葉を持って帰ると良縁が得られるとかなんとか(^ ^)
此方は合社です。
向かって左手より、三峰社、愛宕社、八幡社、三王社、妙見社、天神社、八坂社、大日霊社、白髭社、厳島社、道祖社、別雷社、浅間社になります。
大黒社です。
大黒社隣には霊竹殿があります。
縁起にまつわる三岐の竹が納められています。
霊竹殿の目の前には、近年奉納された三岐の竹が植えられています。
此方は神社鎮座地よりほど近い大塚戸古墳から発掘された石棺です。

御朱印は社務所で頂けます。
また、此方にはオリジナルの御朱印帖があります。
全部で4種類ありましたが、今回は2種類を購入しました(^∇^)
神社では定期的に骨董市などもやっているようです。以前に紹介した大生郷天満宮を始めとする、多くの神社もありますので、足を伸ばしてみても楽しめるかと思います( ´ ▽ ` )ノ