※今回の写真には平成平成27年4月12日と平成19年5月1日のものが混じっています※
と言う事で、まずは香取神宮のご紹介です。
香取神宮は千葉県香取市に鎮座しています。下総国一の宮であり、延喜式神名帳では名神大社、旧社格は官幣大社に列しています。古くより鹿島神宮と深い関係があり、「鹿島・香取」と並び称されます。全国にある香取神社の総本社であり、鹿嶋市の鹿島神宮、神栖市の息栖神社とともに、東国三社とも言われています。
御祭神は経津主大神(ふつぬしのおおかみ)です。日本書紀では、鹿島の大神である武甕槌大神とともに国譲りの交渉を行い、その後には国土平定に活躍した神様です。この事から武神、軍神として見られ、武家の崇敬が篤く、現在でも武道の道場で「鹿島大明神」「香取大明神」の掛け軸がかけられています。
さて、神社です。
茨城、特に旧鹿島郡に住んでるだけあって、鹿島神宮へはちょこちょこ参拝に行っているのですが、香取神宮への参拝はこれで二回目、八年ぶりの参拝になりました。そんなに遠くはないんですけどね^^;
日曜の参拝だったので、結構人が多かったです。
まだ僅かですが、散りそびれた桜がチラホラと。
朱塗りの大鳥居と社号標です。
ポカポカ陽気のこの日は、日差しの中、新緑が眩しかったです(^O^)
一の鳥居です。
武神の神様の神社であるからか、狛犬さんも何だか威風堂々しているように見えますね(^^)/
総門です。
手水舎です。
楼門です。
壮麗なこの門は、元禄十三年(1700)の造営になり、国の重要文化財になっています。
掲額は東郷平八郎元帥の筆によるものです。
写真中央の桜は「黄門桜」と呼ばれ、水戸黄門こと徳川光圀公が貞享元年(1684)に参拝した時に手植えしたと伝わる桜のひこばえが成長したものだそうです。たまたま撮った遠景の写真ですm(_ _)m
楼門裏側にも狛犬さんです。
楼門を抜けた境内は、とにかく広い印象を感じさせます。
拝殿です。
昭和11年から15年にかけての大修復の際に造営されたものです。
目にも鮮やかな極彩色です^ ^
神紋は「五七桐」です。
以前の拝殿は、後述する祈祷殿として使われていますが、当時は朱塗りの拝殿でした。それを新しく造営するにあたり、黒漆塗りにし、本殿に合わせる形にしたそうです。
本殿はかなり規模が大きいですね。
黒漆塗りが、極彩色をより鮮やかに見せています。
造営は楼門と同じ元禄元年、江戸幕府五代将軍徳川綱吉の命によるものです。
境内右手にある此方は祈祷殿です。
先代の拝殿で、造営は楼門、本殿と同じ元禄元年です。
歴史の重みを感じます(^ ^)
拝殿右手には御神木の大杉です。
樹齢千年ですと\(^o^)/
此方は社殿左手にある三本杉です。源頼義が「天下太平社頭繁栄子孫長久の三つの願成就せばこの杉自ら三岐に別れん」と祈願すると、一株の杉が三つに分かれて以来、三本杉と呼ぶのだそうです。
香取神宮には境外摂社を含めて多くの境内社があります。今回は全部を確認できませんでしたが、その一部を紹介します。社殿左手にある摂社、匝瑳神社です。
香取大神の親神である磐筒男神、磐筒女神を祀っています。
社殿右手にある摂社、鹿島新宮です。
香取大神と関わりの深い、武甕槌神を祀っています。
社殿後方にある末社、櫻大刀自神社で、御祭神は木花咲耶姫命です。
大鳥居参道の脇からは、要石や奥宮に向かへます。
途中には昔の手水舎の石鉢でしょうか?
立派な鹿紋が彫られています。
護国神社です。
更に奥へ進むと「要石」があります。
地震を起こす巨大な鯰を抑えているという伝説のある要石。此方の要石は丸型です。
因みに写真は鹿島神宮の要石で、中央が凹んでいます。
一説では鹿島神宮、香取神宮の要石は、地下深くで繋がっているとかいないとか。
要石向かい側には末社の押手稲荷神社があります。
要石を更に奥へ進むと、香取神宮奥宮があります。
香取大神の荒御魂を祀っています。
この社殿は昭和四十八年の伊勢神宮式年遷宮の古材で造営されています。
今回の参拝では香取神宮の御朱印帳を頂きたかったのですが、残念ながら在庫切れ(´・ω・`)
なので御朱印は以前の参拝時のものになります。
香取神宮の参拝を終え次の目的地へと向かいます。
香取神宮からほど近い、香取市多田に鎮座する、「多田朝日森稲荷神社」です。
御由緒として、江戸時代に伏見稲荷大社より勧請、多田の西稲荷神社として祀ったとのことです。その後に現在地である朝日森の地に朝日森稲荷神社として遷し、近年多田朝日森稲荷神社と改称しています。
御祭神は伏見稲荷大社と同じく、宇迦之御魂大神、大宮能売大神、佐田彦大神、田中大神、四大神になります。
さて、神社です。
伏見稲荷大社と同じく、多くの鳥居を潜ります。
手水舎です。
多くのお狐さんが目につきます。
そして最も目につくのがこちら!!
日本一の眷属( ̄□ ̄;)!!でかい!!
拝殿です。
神紋は「抱き稲荷に田」のようですが、一部は「抱き稲荷」が彫られています。
本殿です。
境内社の一言稲荷神社です。
本殿左手には「眷属・お姿返納所」があります。
此方は権殿です。
本殿の後方には「朝日森天神社」が続きます。
狛犬さんに久々に会えました。
立派な撫で牛像です。
此方の天神社は、平成11年に太宰府天満宮より勧請、平成13年に社殿が竣工、鎮座しています。
境内は小さいながらも、奉納された鳥居やお狐さんの数から周囲の氏子さんからの崇敬も篤いのが窺い知れますね(^^)
御朱印は社務所で頂けます。
また、此方では御朱印帳も頂けます。
今回購入した緑を基調としたものの他に、青色で柄の違うものもありました。
今回はこの辺りにして、次回後編をお送りしたいと思います(・∀・)
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